こんにちは、赤松&松永です。
9月に初めて訪問したバングラデシュについて、11/28(土)に勉強会形式で帰国報告会を開催しましたのでご報告します。
●盆栽&グロービス社会起業家クラブ(GSEC)勉強会
「行ってきましたバングラデシュ~貧困と社会起業の現場から~」
日時:2009年11月28日(土)10:00-13:00
場所:グロービス東京校101教室
担当:赤松重彦、松永佐斗志
●当日のスライド(抜粋版):
●勉強会の目的
1.バングラデシュの旅で得た学びや刺激を共有したい
2.現地でお世話になった方々に貢献できる活動をして恩返ししたい
3.途上国開発や社会起業に意識の高い参加者同士のツナガリを作りたい
●勉強会の内容
【第一部】バングラデシュとは?
風景、交通事情、服装、食事、気質など写真や動画を交えて体験談を共有
【第二部】JICA青年海外協力隊の友人について
仕事内容、生活環境、日本の友達40名からのサプライズプレゼント
【第三部】現地で見てきた社会起業の現場
Room to Readのバングラデシュチャプター 日本のマザーハウスが支援しているNGOエクマットラの子供達 マハムニ孤児院の子供達
【第四部】みんなでグループディスカッション
テーマ「マハムニ孤児院の子供達をハッピーにするアイデアを考えよう!」
全7チームから発表していただき、ベストアンサーに選ばれたチームメンバーには現地のお土産が景品として贈られました。
(1)日本で回収した自転車をバングラに送る
(2)退寮後に自立できるように手に職をつけさせる。日本から観光ツアーを組む
(3)バングラ国外の日本の小学校と文通させたり日本の年配と交流させる
(4)現地で農業をやるノウハウを日本から伝えて自立運営させる
(5)オフィスや学校であまっている文房具類(リサイクル品など)を送る
(6)勤勉で落ち着きのあるマハムニの子供達を日本企業に就職斡旋する
(7)体験実践型の教育を行い、卒業生が先生として戻ってくる仕組みを作る
この中から講師の独断と偏見によりベストアンサーに選ばれたのは
(1)チーム の「日本で回収した自転車をバングラに送る」でした。
評価されたポイントは、日本と 現地の問題を同時に解決している点や、子供達の喜ぶ笑顔が目に浮かんだ点でした。 他のチームのアイデアも実現可能性や持続可能性、他地域への移転可能性、 現地人の主体性などの観点で非常に質の高いものばかりでした。
続いて「マハムニの子供達にクリスマスパーティをプレゼントしよう」という企画について参加者の皆様から寄付を募り、20名以上の方からプレゼント購入の ご協力を頂きました。
このクリスマスパーティは12/24に現地で行われますので 後日開催報告を参加者の皆さんに共有させて頂きたいと思います。
●アンケート集計結果
○参加者数:33名
○平均満足度:91点/100点
○感想コメント
・民族衣装を着ての登場やクイズやお土産プレゼントなどコンテンツが充実していた
・バングラデシュの生活の様子や現地の活動が写真やビデオや体験談でよく分かりました ・マザーハウス山口さんや、エクマットラ渡辺さんなど20代でも社会起業家として世界で頑張っている日本人がいることを知れた
・バングラデシュで頑張っている友人の話を聞いて自分も会いに行きたいと思った
・身近にできる支援を知り、参加前よりも自分にできることが明確になった
・遠い国の子供達が懸命に生きている姿を見られ何かできることが無いか考えました
・ただの勉強会に終わらせずみんなでクリスマスプレゼントを贈るというアクションに繋げ、参加者を協力者として巻き込んだことが素晴らしかった。
・他業界の人とグループディスカッションでいろんな意見が聞けてよい刺激となった
・ボランティア意識の高い人達と知り合えて私も興味関心を持つきっかけになりました
・向上心のある方ばかりの集まりでとても気持ちが良かったです。
●寄付報告
・Room to Readバングラデシュチャプターへの寄付
当初目標としていた30冊を超える、なんと合計65冊の書籍を参加者の皆さん
から寄贈していただきましたのでBookoff経由でバングラデシュチャプターに
寄付させて頂きます。子供達のために重たい書籍をたくさん持ってきて頂き
誠にありがとうございました。みなさん全員がジョンウッドです!
・マハムニ孤児院への寄付
今回の参加費収入+寄付金の合計76,500円でクリスマスパーティを行います。
昨日1等賞のサッカーボールから3等賞の知恵の輪までプレゼントを買い揃え
ましたので、早速発送の手配を進めています。ご協力頂いた方には後日、
恐らくバングラデシュの子供達にとって生まれて初めてとなるクリスマス会の
開催報告をお伝えしたいと思いますので楽しみにしていてください。
●講師の感想
○松永佐斗志
今回の勉強会を通して、みなさんにボランティア活動に興味を持ってもらい
実際に一歩アクションを起こしてほしいと思っていましたが、本当に多くの
人から沢山の寄付や行動を起こしていただき、心から感謝しています。
また同時に、お金を集めること、協力者を集める難しさも痛感しました。
この難しさを痛感した人間として、もっと当事者に近い位置でNGO等の
活動に参加すべきなんじゃないかとも思いました。
これからもマハムニの子供達をハッピーにしていきたいと思います。
○赤松重彦
今回参加費や持参頂いた書籍をバングラデシュに寄付するという初めて
チャリティー形式の勉強会を開催したのですが、多くの方からご協力を
頂いて本当に嬉しかったです。また勉強会の最後の一時間でみなさんと
一緒に現地の子供達をハッピーにするためにはどうしたらよいのか
グループディスカッションで考えましたが、社会貢献と持続可能性を両立
させるのは本当にチャレンジングなことで、社会起業家と呼ばれる人達は
本当にすごいと改めて感じました。また今回の勉強会にご都合のあわなかった
方々からもご寄付やご支援をいただき誠にありがとうございました。
また皆さんと一緒に自分達にも社会にも役立つことをしていきたいと思います。
以上、勉強会の開催報告でした。
これからもこのツナガリをずっと大切にしていきましょう!
12/24、今年のクリスマスが楽しみです^^
○12/24実際にこのXmasプレゼントを現地に送ってXmasパーティが行われました!
Xmasパーティ2009の開催報告はこちら