●このプロジェクトについて

バングラデシュの100人の子供達に一生の思い出に残るようなXmasパーティを日本で3ヶ月で企画して現地まで届けにいくというプロジェクトです。

 

これまでに3回開催してきましたが、子供達も日本人も最高の笑顔になるXmas企画が生まれてきましたので、今年も是非多くの方と喜びをわかちあいたいと考えています。

 

●マハムニの100人の子供達とは 

バングラデシュ第二の都市であるチッタゴンに、30年前に日本人のお坊さんが創った「マハムニ母子寮」という孤児院があります。

日本人がここに住んでいた頃は、主に日本からの寄付によって運営が行われてきました。
しかし5年前にこの創設者の方が亡くなられて以来、運営は現地の卒業生が引き継いだものの、日本からの寄付も途切れつつあり、なかなか自立的な運営は難しい状況となっています。

●プロジェクト発足の経緯

2009年9月に私は青年海外協力隊の友人を訪れた際、彼に案内されてこの「マハムニ」に1泊して子供達と一緒に過ごす機会をいただきました。

この時は日本の「流しそうめん」をバングラデシュの子供達とやってみようということになり、現地で調達した竹を組んで日本製のめんつゆとバングラデシュ産の麺を使って実行しました。

始めるまでは珍しい日本食に子供達は取り合いになってケンカしてしまうかなと心配していたのですが、実際に流しそうめんを始めると子供達はわーっと集まってはきたものの、自分ですくった麺をまず自分よりも年下の小さな子供に食べさせてあげていました。

それをみた私達は、彼らの思いやり溢れる幸せな光景に心から感動しました。

 

バングラデシュ人には珍しく、とても礼儀正しくて落ち着きのあるマハムニの子供達。
創設者である日本人の影響もあり、今でも毎日夕方には全員で座禅を組んで瞑想を行い、
夜は停電の中ろうそくの明かりで勉強したり、毎日の料理や掃除は交代で行うという、共同生活が営まれていました。

●Xmasは子供達への恩返し

帰国後に私達はそんな子供達に何か恩返しがしたい、また多くの日本人にマハムニの存在を知ってほしいと思って考えたのが「Xmasパーティ」でした。子供も大人もみんなが笑顔になれる最高の一日をバングラデシュのマハムニまで届けたい。11月にバングラデシュ報告会を開き、33名の参加者からご寄付をいただいて100名分のXmasプレゼントを現地に贈ってパーティを開催することができました。

 

後日Xmasパーティの写真や子供達からカタコトの日本語で書かれた御礼の手紙が届き、彼らにとても喜んでもらえたこと、また来年も楽しみにしてくれていることがわかり、今後も活動を続けていくことを誓いました。

 

翌2010年、11年と新たな仲間を募って3ヶ月間のプロジェクト形式でXmas企画を行ってきましたが、毎年様々な苦労やハプニングがありながらも、サンタ・サポーター・エンジェルの全員が幸せを感じており、これからも多くの人にハッピーを届ける場を創って行きたいと考えています。

●運営メンバー

2009年よりボランティア有志によって運営している団体です。

宮崎応一郎(おうちゃん):2008年青年海外協力隊バングラ隊員。現地調整担当。

松永佐斗志(さとちゃん):2009年マハムニ訪問。会計担当。

赤松重彦 (あかまつ) :2009、12年マハムニ訪問。広報担当。

安達淳哉 (あだちさん):2006年青年海外協力隊バングラ隊員。現地情報担当。

石丸伸二 (まる)   :2010、11、12年マハムニ訪問。会計担当。

横川祐太郎(よこちん) :2010、12年マハムニ訪問。会場担当。

田中瑠美        :2010年マハムニ訪問。運営サポート担当。