2010年は帰国したおうちゃんを中心に日本で新たな仲間を募って、マハムニにXmasパーティを届けにいくことができました。

●Xmasツアー２０１０メンバー

サンタ：4名

・宮崎応一郎、石丸伸二、羽生佳代子、横川祐太郎

サポーター：7名

・松永佐斗志、赤松重彦、安達淳哉、津田詩織、山本佳奈、小山真貴子、森裕美

以下に、2011年2月に実施したXmasツアー2010報告会のTwitter中継ログにプレゼン資料（抜粋版）を加えた開催報告を共有させていただきます。

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■マハムニプロジェクト　Xmasツアー2010報告会
日時：2011年2月11日（金）19:00－21:30
会場：東京　代々木オリンピックセンター　412教室
参加：16名
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●当日のスライド 

いよいよマハムニXmasパーティ報告会開始！
石丸サンタによるプロジェクト概要説明からはじまりはじまり。

Xmasパーティ2010は、4人のサンタ、7人のサポーター（企画者）、そして約38名のエンジェル（プレゼント・資金提供者）によって運営されました。

続いてサンタの４人がパネルディスカッション形式で現地の体験報告。マハムニに到着したメンバーは、首都ダッカのガヤガヤ！ゴミゴミ！したところから、静かな森の中にあるマハムニに到着してみんなホッとしたとの感想。

耳を澄ませば鳥の声が聞こえてくるような癒しの町。マハムニ。
マハムニの町に着くと、子供達の方から「コンニチハ」と手を合わせて挨拶をしてきてくれる。古き良き何かがそこにはあった。

マハムニの母子寮に到着すると、荷物を置いて、さっそく子供達と仲良くなるためにまずは「ハンカチ落とし」で交流を開始＾＾
現地にはハンカチがないので石で代用。子供達はサンタの背後に石を置きたがるので、常に日本人サンタ4人の誰かがずっと走りまわっている状況で大変でした＾＾

夕方になると仏教系の寮の伝統として「夜のお祈り」と「瞑想」が始まる。100人の子供達が屋外の廊下に2列に並び、声を合わせて歌のようなお祈りを捧げた後、約10分間の座禅を組んでの瞑想が行われる。2年間バングラに住んでいたサンタの宮崎も、団体行動が苦手なベンガル人達の中で、これだけ声が揃っていることにとても驚いたという。

夜の勉強の時間は暗闇の中、ランタンに火をともして各自で自習。
停電の中でも勉強するマハムニの子供達の集中力や、毎日時間を決めて真剣に取り組む姿勢に日本人サンタ達は感銘を受けた。

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●会場参加者からの質問：
マハムニの子供達は何歳の子供が何人くらいで、どういう背景でここにいるの？学校を卒業した後はどうなるの？？

→元々は約30年前に戦争孤児のために日本人の僧侶が建てた母子寮だったが、現在は片親の子供や、親が働けない、働いていないといった生活に窮した子供が優先的に入っていて現在113人いる。年齢は小学校低学年から中学高校生までおり、中学卒業後はほとんどが工場などに働きに出るが、成績のよい子は高校や大学進学をする子もいる。しかし就職先がそもそも少ないので田舎に帰り農業や家業を手伝う子供も多いという。（元青年海外協力隊の安達さん談）

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クリスマスムードを盛上げるため、ダンボールをくり抜いてサンタとトナカイの「顔はめパネル」を作成したら、子供達も興味津々！
僕も写真をとって！私も！！と大人気でした＾＾

続いてみんなで一緒に料理を作ろう！ということで「和風カレー」と「鶏の唐揚げ」と「ブッシュドノエル」のケーキを作ってみた！はずが！
用意していたカレー粉が想定と違い野菜を煮込んだお湯ができた。とっさの判断でケーキ用の生クリームを入れたら子供達は「ギャー！」、しかしおいしいカレーができた＾＾

「ブッシュドノエル（上写真の右側）」はおいしそうなチョコレートのロールケーキに仕上がった。ところが！翌日のパーティにむけて一晩寝かせておいたら、夜のうちにネズミにかじられていた、というのはサンタも知らなかった今だからこそ話せる話。。

「鶏の唐揚げ（上写真の右皿）」も現地で15kgの鶏を調達して作ったが、バングラで育った筋肉隆々の鶏肉に悪戦苦闘！結果的にはおいしくできて子供達にも好評でした＾＾

そしていよいよお待ちかねの「X'masパーティプレゼント抽選会！」日本からぬいぐるみ、文房具、うちわ、アクセサリーなどたくさん頂いたプレゼントに、現地で購入したプレゼントを加え、クジで100人の子供達が女の子から順番に引いていく。
普段は静かで控えめな子供達も素敵なプレゼントが当たった子供には周囲から「ワァ～！」と大盛り上がり！！意外にもぬいぐるみは男女問わず喜ばれていました！

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○10分休憩

ここで今日の報告会参加者にバングラ名物？の「ボルハニ」という飲み物がふるまわれています。が！

「オエェッ！？」「なにこの味っ！！」という声がチラホラ。。
会場の雰囲気が一気にムンムンしてきました＾＾

バングラデシュXmasパーティ報告会はまだまだ続く・・・
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●マハムニ大運動会！
続いて日本からみんなで企画していった「大運動会！」。
100人の子供達を８つのチームに分けて、サンタも入って全員参加のチーム対抗戦！！

最初の競技は「棒引き（つな引きを竹で代用）」。
ルールをベンガル語でしっかり説明し、サンタ達が見本の実演もしたのでちゃんとできると思っていたが！応援して熱くなった子供達が負けそうなチームに参戦したりして早くもハチャメチャに！！日本人のサンタに対して宮崎サンタも思わずベンガル語で指示を出してしまうというシーンも＾＾

続いての「二人三脚」は、2人ずつペアになってリレー形式で走って帰ってくるというシンプルな競技。のはずが！
次々と転ぶ仲間たちを見て、２人で肩を組み、紐で結んだ方の足をあげたまま残った２本の足でピョンピョン走って帰ってくるサンタと子供達。いつの間にか「二人二脚」になっていました＾＾

運動会3番目の競技は「アメ食い競争」！
小麦粉の中に埋まっているアメを手を使わずに顔だけで探してくるリレー！のはずが！なぜか見学していた近所の大人達が勝手に混じってきてアメを手で探し出して食べだした！！ありえない！！

混乱を極める大運動会。

企画していた最後の種目「チーム対抗大縄跳び」は、前日の時点で子供達が全然大縄を飛べないことが判明したためあえなく中止！

そして大盛り上がりの大運動会は、合計得点で優勝したチームに日本からのお土産「和菓子」が贈呈され笑顔で幕を閉じました＾＾

今回のコンセプトである「１．子供達に非日常（新しい価値観）を見せる」、「２．全員参加型で一緒に楽しむ」が見事体現された企画でした。

そして最後のコンセプト「３．現地に何か残るものを」ということで、今回はマンゴーとライチの記念植樹を行いました＾＾

子供達は日本から企画やプレゼントや寄付をしてくれた協力者に向けて御礼の手紙を書きました。
慣れない日本語で「ありがとう」と練習して書いてくれた手紙と写真が後日届いた時は感動しました＾＾

サンタが帰る間際は100人の子供全員と感謝を伝えあい、ハグしあった。「アバラシベン（また来てね！）」と言われて、「うるるん滞在記」状態、涙と笑顔のお別れでした＾＾Xmasツアー2010は無事、大成功に終わりました。

サンタ３人を日本に見送った後、宮崎サンタはしばらく一人現地に残っていた。
日本からの特製イラスト付きカレンダーを飾ったり、協力者全員の名前が入った石碑プレートを設置したり、余った資金で子供達が欲しがっていたベッドと本棚をプレゼントしました＾＾

●社会人 石丸サンタ（まる）の感想：
　10月から参加して初めて何かを企画する側に携わりました。
　現地では優秀なガイド（宮崎サンタ）がいてくれたおかげで心から

　楽しむことができました。日本からたくさんいただいたプレゼントや

　お金をバングラの子供達に届けにいくつもりが、自分が子供達から

　たくさんの笑顔と思い出のプレゼントをもらいました。
　特技のジャグリングも子供達に喜んでもらえてよかったです＾＾
　来年もまたマハムニにいきたいです。

●社会人 羽生サンタ（かよちゃん）の感想：
　今回、名古屋から女性一人で参加しましたがマハムニの女の子達とも

　すごく仲良くなれて楽しかったです。
　2日間がとても長く感じられ、全ての出来事がいい思い出になりました。
　ありがとうございました＾＾

●大学生 横川サンタ（よこちん）の感想：
　現地旅行会社へのインターンも含めて1か月近くバングラに行って
　いましたがマハムニでの２日間が一番の思い出になりました。
　多種多様な言語、仲間とともに素晴らしい経験ができました。
　今後も是非またいきたいです！

●元青年海外協力隊 宮崎サンタ（おうちゃん）の感想：
　去年の第一回目は自分が現地に住んでいたのでなんとか企画をやる自信が

　ありましたが、今年は日本からバングラが初めての人達を一緒に連れて

　いくということで実は不安な部分も多かったです。

　でもみんなと一緒に１から企画を考えてやりきることができ、
　そして何より今年も子供達に喜んでもらえて最高でした！